佐野の天然水 
朝日長者伝説 県文化財天然記念物
 
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 ホテル玄関先に日本名水百選が湧水しています。
 ぜひご利用下さい。
 
 佐野市は江戸の頃「天明宿」と呼ばれ、日光例幣使街道の宿場として栄え、当時の面影を色濃く現在に伝えています。
 そうした市の北域にあたる後山麓の一角に、昭和31年県文化財天然記念物に指定された周囲約138mの出流原弁天池があります。
 この池は、古生層の石灰岩を溶解して出来た洞穴から湧出する清水によってつくられ、年間を通じ一定の湧水量2400(立方メートル/日)、 水温は16度に保たれ、流出した水は養魚場・公園、そして下流では農業用水に利用されています。
 また、この池には黄金埋蔵にまつわる朝日長者の伝説が秘められています。


※出流原弁天池が夜の10時までライトアップされています。
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『朝日長者の伝説』
 昔、このあたりに朝日長者が何不自由なく暮らしていましたが、ただ一つ子宝に恵まれていませんでした。 そこで長者夫婦が出流原弁天に子授けの願をかけると美しい女の子が生まれ、鶴姫と名付け大事に育てました。
 姫が18歳の時、山に遊びに入ったまま不帰の人となりました。掌中の玉を失った長者夫婦に、ある時神が霊示したことは、 姫は弁天池の鯉となっており、竜神となって昇天するためには莫大な財宝がいるということです。 そこで長者は娘のためにと後山に財宝を埋め「朝日さす夕日輝く木の下に、うるし千ばい黄金億々」 というような宝のありかをよんだ歌を残しています。
イメージ   この話は市民のもっとも好んだ伝説の一つです。
 今はこの池から流れ出した水は養魚場、公園(釣・ボート)に利用し、市民の憩いの場所として非常に親水性が高く、 また天然記念物であることから、直接市が管理にあたり、周辺の清掃等は観光協会が主体となって行っています。


 
自然美いっぱい、遊びどころいっぱいの赤見温泉。
 佐野駅から車で約15分、赤見温泉は自然美の宝庫です。緑豊かな磯山の山腹には鮮やかな赤色の弁財天、 ふもとには数千尾の錦鯉の遊ぶ澄みきった弁天池があり、夏は特にさわやかです。弁財天は藤原秀郷が移築したもので、 ここからの眺めはバツグン。弁天池は湧水が池になったもので、 昔は近くにいると水の湧く音で話し声も聞こえなかったほどだそうですからおどろきです。 近くには、ボート遊びのできる水上公園、美しい日本庭園を持つホテル「一乃館」、 マス釣りが楽しめ、釣った魚を料理してくれるフィッシングセンターもあり、遊び心を大満足させてくれます。